君の隣で夢みた未来
そんな先輩の顔見たくないよ。


だから、あたし思わず言ってしまったんだ。



「あたし、先輩が美咲さんの事好きなら応援しますよ」


「は？」


「ちびで頼りないかもしれないけど…先輩が苦しかったりしたら話くらいは出来ます！」



なんで、あたしこんなこと言っちゃったんだろう。


自分で自分がわからなかった。


ただ、こうでもしなくちゃ、あたし、先輩の心の中を覗けない気がしていたのかもしれない。


あたしの小さな胸はぎゅっと何かに掴まれてしまったみたいに苦しかったけど、だけど今はちゃんと笑えてるよね？



「先輩！あたしに何でもぶつけてくださいね！」



あたし、精一杯の笑顔していたのかもしれない。


だけど、先輩は小さく微笑んで



「ありがとう。ちびちゃん…」



って言ってくれた。


いつもより数倍苦しそうな笑顔だったけれど…。



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