君の隣で夢みた未来
二人で再び自動ドアを潜り抜け、涼しい館内へ入り声を潜める。
自然と距離は近くなりあたしの心臓は五月蝿いくらいにドキドキしていた。
このままじゃ先輩に聞こえてしまうんじゃないかと不安になってしまうほどに。
あたしと先輩は席に戻り、課題たちに取り掛かる。
あたしは苦手な数学を、先輩は受験勉強を。
さっき先輩と一緒にやった問題をおさらいする。
あたしのミスの仕方や気を付けるべきポイントを箇条書きで書いてくれていた。
館内に響くのは文字を書く音と、どこかでパソコンを使っているであろう人のタイプ音と紙がめくられる音。
本当はあたし、音楽を聞きたかったけど先輩に失礼だからやめた。
先輩との時間を大切にしたかった。
自然と距離は近くなりあたしの心臓は五月蝿いくらいにドキドキしていた。
このままじゃ先輩に聞こえてしまうんじゃないかと不安になってしまうほどに。
あたしと先輩は席に戻り、課題たちに取り掛かる。
あたしは苦手な数学を、先輩は受験勉強を。
さっき先輩と一緒にやった問題をおさらいする。
あたしのミスの仕方や気を付けるべきポイントを箇条書きで書いてくれていた。
館内に響くのは文字を書く音と、どこかでパソコンを使っているであろう人のタイプ音と紙がめくられる音。
本当はあたし、音楽を聞きたかったけど先輩に失礼だからやめた。
先輩との時間を大切にしたかった。