君の隣で夢みた未来
夏空≪side M≫
先輩と行った図書館の日からどの位の時が流れたんだろう?
引っ越しも無事に終わり、夏休みは気がつけば後半に差し掛かっていて、今日も外では蝉が命を削りながら鳴いている。
あたしはリビングでボーっとしながらちっとも面白くないワイドショーを見ていた。
「もう!夏休みだからってぐだぐだして~」
母親はこんな小言を飽きずに一日に一回は言っている。
別にぐだぐだしているつもりはないけど…。
ただ、部屋に一人で机に向かっていると、どうしても思い出してしまう。
あの日の事を…。
引っ越しも無事に終わり、夏休みは気がつけば後半に差し掛かっていて、今日も外では蝉が命を削りながら鳴いている。
あたしはリビングでボーっとしながらちっとも面白くないワイドショーを見ていた。
「もう!夏休みだからってぐだぐだして~」
母親はこんな小言を飽きずに一日に一回は言っている。
別にぐだぐだしているつもりはないけど…。
ただ、部屋に一人で机に向かっていると、どうしても思い出してしまう。
あの日の事を…。