君の隣で夢みた未来

「お散歩！します！！しますけど、ちょっと着替えてくるんで！！」



あたしは早口で言ってダダダと家へ入り部屋に行って着替えた。


ジャージはマズイ！


せめてデニムにしないと。


あたしはデニムのショートパンツに黒のニーハイソックスを履き、タンクトップの上から薄手のフードつきのパーカーを羽織った。


髪は、このままでもいいか。


化粧はしてる時間ないからリップクリームだけ。



簡単に身支度を整えてハイカットのスニーカーに足を入れた。



「お待たせしましたー」


「変身完了？」



また先輩はニッと笑顔になった。


なんだか、小さな悪戯っ子みたいな笑顔で可愛いと思ってしまった。