君の隣で夢みた未来
今まで何人かの女と付き合ったけど、その都度『ずっと一緒』とか、そんな類の事を言われたりプリクラに書いてきた。


だけど、そんなのある訳ないと思っていた。


恋愛なんてそんなもんだよ。


だから、大事な人とは恋愛に発展したくない。


いつか、脆く崩れ去ってしまいそうだから。


【永遠の愛】って言うのは、きっと【家族愛】なんだと思う。



そんなことを考えながら携帯を取り出し、親指で画面を操作する。


何を期待してたんだろうか。


何故か、着信がないことに落胆していた。


その代りに、新着メールが1件あった。


メールの送り主は、たぶん‘あの子’だ。



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