君の隣で夢みた未来
圭介が変なことを言った所為だ。


絶対にそうだ。


私の頬が熱を帯びているのは、きっと幻。


というか、まやかし。


そうであって欲しい。


気の所為だ。


気の所為。



私は背筋を伸ばし、シャンとして翔との待ち合わせの場所へと向かった。



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