君の隣で夢みた未来
渡り廊下でペタリと腰を下ろし気ままに過ごしている。


ここに来るのは週2~3回だ。


この場所は見晴らしもいい。


直射日光も当たらない。


今の時期には最適なサボり場所だ。



俺は、渡り廊下から何気なく職員と来客用の駐車場に目をやった。



「…?」



来客スペースに見覚えのある車が一台止まっていた。



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