君の隣で夢みた未来
ふたり≪side M≫
部活も終わり帰り支度をしていたときに、美咲さんが声をかけてくれた。
「実子ちゃんと花月ちゃん、車乗ってく?今日車で来てるんだ」
「え?」
突然の問い掛けにあたしと花月は顔を見合わせた。
まだ日が落ち始めたばっかりだから、駅までは20分くらい歩くけれど全然余裕だった。
だけど、
ちょっと嬉しかった。
「あ、駅まで親が迎えに来る感じ?さっき話した感じだと家まで遠いと思ったから。もし良かったら」
せっかくの好意だ。
今日だけ甘えさせてもらおうか。
あたしと花月は再び目配せをして、「お願いします」と頭を下げた。
「ただ、後輩も一緒だけど良い?」
後輩?
3年生とかかな…
だったら少し緊張してしまう。
「実子ちゃんと花月ちゃん、車乗ってく?今日車で来てるんだ」
「え?」
突然の問い掛けにあたしと花月は顔を見合わせた。
まだ日が落ち始めたばっかりだから、駅までは20分くらい歩くけれど全然余裕だった。
だけど、
ちょっと嬉しかった。
「あ、駅まで親が迎えに来る感じ?さっき話した感じだと家まで遠いと思ったから。もし良かったら」
せっかくの好意だ。
今日だけ甘えさせてもらおうか。
あたしと花月は再び目配せをして、「お願いします」と頭を下げた。
「ただ、後輩も一緒だけど良い?」
後輩?
3年生とかかな…
だったら少し緊張してしまう。