君の隣で夢みた未来
なんだか、美咲さんも先輩も学校で見る印象とはなんだか違っていた。
二人の会話には入れないのだけれど、何か空気が違うのかな?
とっても柔らかい空気が伝わる。
「で?けーすけと実子ちゃん、なんか接点あるの?さっき謝ってたけど」
急に話をふられて驚いた。
あたしは小さく咳払いをして、昼休みに購買部の前で余所見をしてしまってぶつかってしまった事を話した。
ほんの一瞬の出来事だったのに、先輩が覚えてるとは思わなかったことも。
「へぇ~。ぶつかったくらいで因縁つけんなよなぁ」
「つけてねーし!」
「中途半端にでっかいんだから、ビビッちゃうじゃん。1年生はさ」
「中途半端って…」
ぽんぽんぽんとキャッチボールみたいに弾む二人の会話。
仲、いいんだろうな…。
日頃、渡り廊下を眺めているあたしは、なんだか羨ましくなってしまった。
「美咲さんと安西先輩は何繋がりなんですか?」
発車してから大人しくしていた花月が口を開いた。
「ん~…なんだろ?」
「悪い先輩じゃね?」
悩む美咲さんに今度は先輩が意地悪を仕掛けていた。
それを受けて彼女は「確かに」そう言って笑っていた。
悪い先輩…?
美咲さんが?
なんか意外だった。
二人の会話には入れないのだけれど、何か空気が違うのかな?
とっても柔らかい空気が伝わる。
「で?けーすけと実子ちゃん、なんか接点あるの?さっき謝ってたけど」
急に話をふられて驚いた。
あたしは小さく咳払いをして、昼休みに購買部の前で余所見をしてしまってぶつかってしまった事を話した。
ほんの一瞬の出来事だったのに、先輩が覚えてるとは思わなかったことも。
「へぇ~。ぶつかったくらいで因縁つけんなよなぁ」
「つけてねーし!」
「中途半端にでっかいんだから、ビビッちゃうじゃん。1年生はさ」
「中途半端って…」
ぽんぽんぽんとキャッチボールみたいに弾む二人の会話。
仲、いいんだろうな…。
日頃、渡り廊下を眺めているあたしは、なんだか羨ましくなってしまった。
「美咲さんと安西先輩は何繋がりなんですか?」
発車してから大人しくしていた花月が口を開いた。
「ん~…なんだろ?」
「悪い先輩じゃね?」
悩む美咲さんに今度は先輩が意地悪を仕掛けていた。
それを受けて彼女は「確かに」そう言って笑っていた。
悪い先輩…?
美咲さんが?
なんか意外だった。