聖女に求婚!?~天使vs悪魔~
「莉胡」
「はい」
「悪い、少し我慢しろ」
「えっ?」
俺は大分楽になった身体で、莉胡を抱き寄せた。
さらに完璧な身体になる為に…。
「せっ……っんせいっ!!」
「シッ……黙って…」
「……んッ…でもッ…」
「もう少しだけ……」
「…っん…っえッ……!?」
彼女が身体を捩って逃れようとするのを
俺は回復しつつある身体で抱きしめる。
それでも彼女は両手で抵抗しようとするので、
俺は無理やり……
「ジッとしてろ」
「っん!!」
俺は莉胡の首筋にキスを落とした。
唇を通して伝わる彼女の力。
フッ。
やはり、聖女の力は……凄いな…。