聖女に求婚!?~天使vs悪魔~


俺は聖女の力を分けて貰ったお礼に、


莉胡の首筋に天印を残す。


「っんッ!!ちょっ…先生!!な、何をしてるんですか!?」


「ん?」


俺は何食わぬ顔で、パソコンの電子カルテに視線を移す。


「ん?じゃないですよ!!コレ…どうするんですか!?」


「コレって?」


「………///////////」


莉胡は首筋を手で隠して顔を赤くした。


「俺のモノに俺の印を残して何が悪い」


「は?先生。言っときますけど、私、先生のモノになった覚えはありません!!」


彼女は言い終えると、頬をプクッと膨らませた。


「怒った顔も可愛いな」


「なっ!!?/////////」


ますます赤くなった。


両手で頬を押さえる彼女の手にチュッとキスをして…


「近いうちに俺の女になるんだがな…」


「はぁ?ありえません!!勝手に言ってて下さい!」


「フッ、そう言ってられるのも今のうちだぞ?」


「あ~ハイハイ。全く……困ったヒトだわ…」


俺は呆れる彼女を横目に…再び診察を始めた。


< 101 / 218 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop