聖女に求婚!?~天使vs悪魔~
俺は聖女の力を分けて貰ったお礼に、
莉胡の首筋に天印を残す。
「っんッ!!ちょっ…先生!!な、何をしてるんですか!?」
「ん?」
俺は何食わぬ顔で、パソコンの電子カルテに視線を移す。
「ん?じゃないですよ!!コレ…どうするんですか!?」
「コレって?」
「………///////////」
莉胡は首筋を手で隠して顔を赤くした。
「俺のモノに俺の印を残して何が悪い」
「は?先生。言っときますけど、私、先生のモノになった覚えはありません!!」
彼女は言い終えると、頬をプクッと膨らませた。
「怒った顔も可愛いな」
「なっ!!?/////////」
ますます赤くなった。
両手で頬を押さえる彼女の手にチュッとキスをして…
「近いうちに俺の女になるんだがな…」
「はぁ?ありえません!!勝手に言ってて下さい!」
「フッ、そう言ってられるのも今のうちだぞ?」
「あ~ハイハイ。全く……困ったヒトだわ…」
俺は呆れる彼女を横目に…再び診察を始めた。