聖女に求婚!?~天使vs悪魔~


「な、なっ、何をですか!?」


女は座ったまま、俺から逃げるように横ずさり。


俺は警戒を解かせる為、優しい表情を浮かべて。


「俺、お前を俺の女にするっつったろ」


「あ、あれは……冗談じゃ…」


「冗談なワケねぇだろ」


「で……でも…」


「ぁあ?」


「ち、ちっ、近いです!ちょっ…」


肘掛まで移動した女はそれ以上逃げられず、


俺はそんな女にこれでもかと…近づく。


息が掛かるほど近づいて、甘く囁く。


「そんなに警戒すんなって。別に襲ったりしねぇよ」


「え?」


「フッ。押し倒されてぇの?」


「いっ、いえ!!///////」


女は顔を真っ赤にし、視線を逸らした。


すると、女の首筋に……天印が。


ッ!!やっぱり……アイツが。


もう……アイツのモノになってんのか?


< 110 / 218 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop