聖女に求婚!?~天使vs悪魔~
「んじゃあ、そろそろ始めるとするか」
「んっ!!」
ベッドに横たわる私に覆いかぶさる彼が…
!!!!!!
―――――――悪魔の姿に変身した。
しかも、昨日よりはるかに厳つい格好に。
黒く長い髪は艶めいて、
肌は青白く透きとおり、
髪から微かに見え隠れする耳は鋭く尖り、
瞳は漆黒の闇のように深く、
身体全体から禍々しいほどのオーラを放って。
「フッ。俺様の真の姿を拝めるのは貴重だぞ?滅多に見せたりしないからな」
「っんッ!!」
「何でかってか?それは…魔の結界の中と言えど、聖女に触れるはあまりにも危険なんでな」
「………!!」
そう言えば、昨日屋上でそんな事言ってたような。
それなら大丈夫なんじゃない!?
「フッ、だからこうして俺様最強の姿になったってワケだ」
「!?」
「それと、この部屋には結界を2重に張った。だからお前は抵抗すら出来ないハズだ」
「!!!!」