聖女に求婚!?~天使vs悪魔~
彼女は直ぐに見つかった。なぜって…?
それは、彼女から何とも言えないほどの眩い光が放たれている。
周りの人間とは格段に違う。
これが……“聖女”…なのだな。
俺は彼女にそっと近づき、さりげなく配膳を手伝った。
「えっ!?周防先生、どうしてここに?…あっ、すみません。ありがとうございます」
彼女は俺の手からトレイを受取り、病室の患者へ。
戻って来た彼女に、優しく微笑み…
「今日、仕事が終わったらちょっといいかなぁ?」
「えっ?」
「夕食でも…どう?」
「はい?」
俺は驚く彼女を余所に、患者へ食事を配膳した。