聖女に求婚!?~天使vs悪魔~
彼女が俺の唇にそっと唇を重ねた。
トクントクントクン……と、
急に胸が騒ぎ出す。
唇が離れると、彼女は優しく微笑んだ。
そして、彼女が俺の手を取り、
目にいっぱいの涙を浮かべて
「やっと…やっとお会い出来ました…先生?」
!!!??
「え?」
「会いたかったです…周防先生…」
!!!!!
俺は神界王様へ視線を向けると、
「ワシからの祝いじゃ。後は好きにするが良い」
―――そう言って、姿を消した。
昇天の際に……
人間界の記憶は消されると、聞いていただけに…。
「莉胡?」
「はい!!」
彼女は満面の笑みで、俺の胸に飛び込んで来た。
~Fin~