聖女に求婚!?~天使vs悪魔~
はぁ……。
とりあえず、病棟の仕事は終わったけど…。
これからどうしたらいいんだろう。
仕事の話があるのかな?
もしかしてお説教?
私……ヘマ……したかなぁ?
医局へ向かう足がとてつもなく重い。
一体、私に何の用なのかな?
私は震える手で医局のドアを開けた。
「失礼します」
窓際の席に周防先生……ただ1人。
他の先生は不在のようで、
医局に私と先生の2人だけ。
「終わった?」
「はい」
「じゃあ……≪パンッ≫着替えておいで?駐車場で待ってるから」
「え?……あっ…はい」
私は返事をして、医局を出た。