聖女に求婚!?~天使vs悪魔~
「先生……本当に大丈夫ですから」
スッと目の前に立った先生は…
「ん!?//////////」
優しく抱きしめ…
「本当に何も無くて良かったぁ」
私の肩におでこを乗せた。
「頼むから俺の目の届く所にいてくれ」
「ちょっと、お昼ご飯して来ただけですよ?」
「ダメだ!アイツがいる限り…」
「…………もう……」
――――――――――そうなんです。
私が木戸先生に告白されてからというもの、
昨日も今日も…1日中、この調子。
ホント、当の本人でさえ“彼女”だと勘違いしてしまいそう。
けれど、周防先生の慌てようが尋常じゃ無い。
そんなに私のことが好きなの?
こんなにも…束縛しなくちゃいられないほど?
まだ知り合って何日も経ってないのに?
本当、一体何が起きたのかしら?
抱きしめる先生の腕を解けない自分が情けない。
はぁ…。私は一体、どうしたらいいの?