聖女に求婚!?~天使vs悪魔~
すると、彼女は両手を必死に伸ばして
……俺に抵抗する。
さぁ、どうしたものか?
仕方ない……少し性急だが…。
フゥ~。
俺は深呼吸して精神を集中。
「莉胡」
「………」
彼女は大きな瞳で俺を見つめる。
「ほんの10秒、いや…5秒でいい。我慢してくれ」
「えっ!?」
俺は驚く彼女がガードを緩めた隙に、
ギュッと抱きしめた。
そして、彼女が固まった隙に…
おでこにキスを落とした。
「これで……暫くは大丈夫か?」
「………???////////」
彼女は何が起きたのか分からない様子。
俺は彼女に“天印”を印した。
彼女に魔印が付かないように。
彼女に纏わり付く魔のオーラを消し去るように。
彼女の聖力がきちんと効力を発するように。