キミの前に夕焼け
「この子、俺の彼女の桜華です」
バスケ部のみんなが集まる中、あたしは一番注目を浴びている。
「あ、コートでチューしてた子じゃん!」
「ダンク見せたかった子?」
「やったじゃん颯!」
皆様に冷やかされながら、とりあえず自己紹介をしてみた。
「天野桜華です、よろしくお願いします!」
「よろしく、桜華ちゃん」
可愛い声に目を向けると、
「七瀬ちゃん!」
颯くんはみんなにいじられてれているので、七瀬ちゃんと話す。