横で眠る「あなた」【未完】
第106章
いつものように、手作りお菓子の差し入れがあって、自主ゼミは滞りなく終わった。
法学部の彼女が、席を立ち、理先輩に小袋を渡そうとしていた。
私も席を立ち、理先輩に、市販のクッキーの小袋を渡そうとした。
理先輩は私に「中身は何?」と聞いた。
「ジンジャークッキー。好きでしょ?」と私は言った。
「覚えてたんだ。」と答えて、私の小袋を受け取った。
そして、法学部の彼女のお菓子を受け取ろうとした時には、彼女はそこにはいなかった。
そして、彼女が自主ゼミに現れる事はなかった。
あんなに、勉強に熱心な彼女なのに、「恋」は別なんだと思った。
それでも、彼女がとても優秀な成績で、卒業した。
もしかすると、大学時代にした最初で最後の彼女の「恋」だったのかもしれない。
私は、こんな出会いじゃなかったら、友人になりたかったと今でも悔やむことがある。
でも、彼女との出会いは、出会いの大切さに気づかせてくれるものでもあったかもしれない。
法学部の彼女が、席を立ち、理先輩に小袋を渡そうとしていた。
私も席を立ち、理先輩に、市販のクッキーの小袋を渡そうとした。
理先輩は私に「中身は何?」と聞いた。
「ジンジャークッキー。好きでしょ?」と私は言った。
「覚えてたんだ。」と答えて、私の小袋を受け取った。
そして、法学部の彼女のお菓子を受け取ろうとした時には、彼女はそこにはいなかった。
そして、彼女が自主ゼミに現れる事はなかった。
あんなに、勉強に熱心な彼女なのに、「恋」は別なんだと思った。
それでも、彼女がとても優秀な成績で、卒業した。
もしかすると、大学時代にした最初で最後の彼女の「恋」だったのかもしれない。
私は、こんな出会いじゃなかったら、友人になりたかったと今でも悔やむことがある。
でも、彼女との出会いは、出会いの大切さに気づかせてくれるものでもあったかもしれない。