横で眠る「あなた」【未完】
第110章
明の誕生日会からしばらくして、理先輩とランチをしていた時、理先輩がふと真面目な顔になった。

どうしたのだろう?と思っていると、「きみが、坂田さんと婚約を考えてる事は知っている。でも、僕はきみの事が好きだ。諦められない。」「僕とつきあってくれ、僕との将来を考えてくれ。」と言った。

私ができないと答えようとすると、「即答はしないでくれ。少しの時間でもいい。 せめて、1週間でも考えてみてくれ。」と言った。


本人からの告白で、今まで周囲の人からさんざん言われながら、認めてこなかった理先輩の気持ちに、向き合わざるえなくなった。

答えは、即答できるのに、1週間は考えて欲しいという理先輩。
なんで、そんなことをいうんだろう?

1週間考えたって、結果は変わらないと思う。
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