横で眠る「あなた」【未完】
第112章
自治会主催のクラブをいくつかのクラブを貸し切ってのダンスパーティーがあった。

自治会役員は、男性なら女性を女性なら男性を伴っての出席という事になったらしい。

百合子は、理先輩にいっしょに行って欲しいと申しこんだようだ。
しかし、理先輩は、断ってしまった。
おかげで、百合子からは、講義中にも、睨まれる始末だった。

「ただの公務員の娘なのに、理先輩にひっついて、理先輩の迷惑とか考えないのかしら？　理先輩に似合うのは、資産を持った家の娘なのに。」と、これ見よがしにいやがらせを百合子は言った。

確かに、百合子の家は、そこそこの資産を持った家だった。

でも、もう私もこういったイヤガラセには、慣れっこで、またか。と言った感じでしかなかった。


騒ぐのは、決して嫌いではないので、ダンスパーティーに行くのを、受けた。

理先輩と一緒というのは、ちょっと問題はあるけれど、会場に行けば、知り合いはいるだろう。

そうすれば、合流すればいいと気軽に考えていた。
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