横で眠る「あなた」【未完】
第118章
理先輩に、ハラハラする気持ちの答えを伝えた。
そして、理先輩を選べないと伝えた。
理由を言った時に、理先輩は「3食中2食も同じ物を食べられる。
それに、朝食時に同じ物を食べてないから、気持ちのやり取りができないってわけじゃないだろう?」と言った。
理屈ではそうかもしれない。
でも、理屈では片付かない気持ちの部分がある。
「僕を選ぶと坂田さんを裏切ると思ってるんだろ。きみは優しいから。」
「でも、人の気持ちはうつろうものだ。 僕から坂田さんへ移ったように。」と理先輩は言った。
「だから、裏切るとかなしにもっと素直に考えてみればいい。 今、きみが好きなのは誰なのか。」と言った。
「素直って何? 私は、素直に考えたよ。」と理先輩に答えた。
「本当に、素直に答えた? じゃあ、今、好きなのは誰?」と理先輩は聞いた。
私はすぐに言えなかった。
坂田さんも理先輩も、好きだった。
仕方なく「坂田さんも理先輩もどちらも好きです。」と答えた。
「それが、素直な気持ち?」と言うので、「はい。」と言うと「まずは、ここからだね。」と言った。
そして、理先輩を選べないと伝えた。
理由を言った時に、理先輩は「3食中2食も同じ物を食べられる。
それに、朝食時に同じ物を食べてないから、気持ちのやり取りができないってわけじゃないだろう?」と言った。
理屈ではそうかもしれない。
でも、理屈では片付かない気持ちの部分がある。
「僕を選ぶと坂田さんを裏切ると思ってるんだろ。きみは優しいから。」
「でも、人の気持ちはうつろうものだ。 僕から坂田さんへ移ったように。」と理先輩は言った。
「だから、裏切るとかなしにもっと素直に考えてみればいい。 今、きみが好きなのは誰なのか。」と言った。
「素直って何? 私は、素直に考えたよ。」と理先輩に答えた。
「本当に、素直に答えた? じゃあ、今、好きなのは誰?」と理先輩は聞いた。
私はすぐに言えなかった。
坂田さんも理先輩も、好きだった。
仕方なく「坂田さんも理先輩もどちらも好きです。」と答えた。
「それが、素直な気持ち?」と言うので、「はい。」と言うと「まずは、ここからだね。」と言った。