横で眠る「あなた」【未完】
第125章
理先輩とのランチは続いていた。

小枝子ちゃんが、気にするんじゃないかと言ってはみたものの、「彼女はそういうことは、気にしないから。」と強く言われれば、それ以上口出しすることもできなかった。

小枝子ちゃんは、私への接し方も至って普通に接してくれた。


少し変わったのは、自主ゼミの帰りの車に、小枝子ちゃんが乗るようになった事。

小枝子ちゃんを、家まで送り、ご両親に挨拶している理先輩を見て、高校時代のデートの帰りを思いだすこともあった。

それから、私を家の前まで送ってくれた。

このことも、何度も、私から瑞穂に送って貰うようにするから、小枝子ちゃんと2人で帰るようにしたらどうかと提案した。

理先輩が納得できるまでは、送らせて欲しいと毎回言われた。

でも、小枝子ちゃんの気持ちだってあると思うと言うと、彼女はわかってるから大丈夫だと言った。


わかってるって。
それで、いいわけないと小枝子ちゃんの気持ちを思った。
でも、私には、どうしようもできない。




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