横で眠る「あなた」【未完】
第25章
小枝子先輩とつきあっていたと、理先輩の口から聞いた。嘘だと思いたかった。
でも、本当の事だから自分で言ってくれたんだろうとも思う。
私は、どう頑張っても、小枝子先輩のような女性にはなれない。全てで負けている気がしてたまらない。
なのに、理先輩は、私を選んだ。
何故かはわからない。
でも、何か1つでも理先輩を、引きつけるものがあるのなら、それでいいとしよう。
そう思ったら、自信なく下を向いてしまった顔をやっとちゃんとあげて、理先輩の顔を見ることができた。
気づくと理先輩は、ずっと私の手を握っていてくれていた。
そして、「もう、大丈夫そうだね。帰ろうか。」と言った。
私が「はい。もう大丈夫です。ひとりで落ち込んでごめんなさい。」と言うと「気にしないで。いきなり色んな話をきいたんだから、仕方ないよ。それより、もう遅いかえろう?」と理先輩は言った。
私は「そうですね。帰りましょう。」と答えた。
先輩が握っていた手を、離さなかったので、手をつないで帰ることになった。
散歩に出る前よりも、気持ちが繋がった気がした帰り道だった。
そして、この先も、ずっとずっと理先輩の「彼女」でいたいと願った。
でも、本当の事だから自分で言ってくれたんだろうとも思う。
私は、どう頑張っても、小枝子先輩のような女性にはなれない。全てで負けている気がしてたまらない。
なのに、理先輩は、私を選んだ。
何故かはわからない。
でも、何か1つでも理先輩を、引きつけるものがあるのなら、それでいいとしよう。
そう思ったら、自信なく下を向いてしまった顔をやっとちゃんとあげて、理先輩の顔を見ることができた。
気づくと理先輩は、ずっと私の手を握っていてくれていた。
そして、「もう、大丈夫そうだね。帰ろうか。」と言った。
私が「はい。もう大丈夫です。ひとりで落ち込んでごめんなさい。」と言うと「気にしないで。いきなり色んな話をきいたんだから、仕方ないよ。それより、もう遅いかえろう?」と理先輩は言った。
私は「そうですね。帰りましょう。」と答えた。
先輩が握っていた手を、離さなかったので、手をつないで帰ることになった。
散歩に出る前よりも、気持ちが繋がった気がした帰り道だった。
そして、この先も、ずっとずっと理先輩の「彼女」でいたいと願った。