横で眠る「あなた」【未完】

第2章

恵子と仲良くなるまでは、舞子と健二のできごともあって、話しづらい人と印象があった。

健二と私は、良くつきあってるいると間違われることがあったから、そういうことは、もうどうでもいいんだけど。
いきなり、確かめせず「舞子から取らないで」というのは、あんまりだし、健二にだって失礼じゃないかと思う。
そう思っていた。

ある日、恵子がこの時のことを「失礼だったと思う。ごめんなさい。」と素直に謝ってくれて。
恵子は、舞子から健二とつきあってると聞かせられてて、「なのに仲がいい女の子がいる」のは許せないということだったらしい。

そういうことだったのかとわかってみれば、簡単に許せて。

それからの私たちは良く話をする友人へと変わっていった。