横で眠る「あなた」【未完】
第41章
理先輩は、昼休みに話してくれた。

恵子と寝たこと。
恵子を<妹>として、慰めていたけど、今日だけ<武志>の代わりになってくれと言われたこと。
きみが、許せないなら、別れも仕方がないかもしれないけど、僕は別れたくないとも言われた。

私は、これからも他の人でも、誰かの代わりを頼まれたら、引き受けるのかと聞いた。
もしも、そうなら、別れしか答えはないと答えた。 「それはしない。」と答えてくれたので、許した。

恵子は、理先輩にとって、どこまでいっても<妹>なんだろうと思えた。


甘いよ。言われれば、甘いのかもしれないけどね。
他の友人たちから、さんざん言われたし。

でも、2人とも私とって大事な人たちで、私から縁を切られることを覚悟で、ちゃんと自分がしてしまったことを、伝えてくれた。

だから、もうそれでいいと思った。
充分わかってるはずだから。

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