横で眠る「あなた」【未完】
第55章
自治会室で過ごす、放課後は、とても心地良かった。

初めは、緊張したけど自治会のメンバーは、私にもとても良くしてくれた。

「理先輩が、卒業してもおいでよ。」とさえ、声をかけてくれた。
でも、私は、理先輩の<彼女>だから、優しくしてもらえてるだけ。

自惚れてはいけない。

理先輩が、大学に行ったら、あの悪夢のような日々が待っているのだろうか?
そう思うと、身体が震えてくる。

そして、私は、理先輩に一生守って貰って生きていくの?
それは、幸せなの?

人間としてのプライドとかは、どうなるの?

そんなことも、考え始めていた。

ただ、1つだけわかっていることがあった。
もう、この学校に意味を私が感じていないということだった。

そして、私は、この学校をやめる決意をした。
< 56 / 137 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop