あたしは猫。


「はいはい、分かりましたッ。」

と言いながら、あたしは制服のリボンをはずし、首元を緩めた。

あぁ、苦しかった。


「なぁ、ぜってぇ聞いてねぇだろ。」


「うん。」


「だからなぁ、・・・・なんでもない。」
< 30 / 171 >

この作品をシェア

pagetop