あたしは猫。
さやの顔は真っ赤。
「う、うん。」
ちょっと冗談半分で言ったつもりだったのに。
まちでかー!
「そ、そうなんだ。・・・気づかんかった!いつから?」
「海の日、間違って恵太起こしちゃったじゃん。
でね、トイレ付いてきてくれるって言うんだけど、恥ずかしくて。
でも、それ以上に怖くて脚がすくんでたの。
そしたら、大丈夫、怖くないよ。って言ってくれて。
男の人に優しくされたことなんてあんまないから。」