あたしは猫。


「いやなの。」

と、あたしが言うと、

「お前誰にでもヤらせてんじゃねぇの?」


と聞かれた。


拓真は、胸の手は離してくれたけど、まだあたしが身動きとれないようにしていた。

だから拓真の息がかかるくらい近くて。


「そうだったけど・・・。」
なるべく顔を合わせないようにうつむくあたし。
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