牙龍−元姫−
しかし!
イベントは祭り!
生徒達は何ヵ月も前から作戦を練りに練る。こういうものを熱き青春と呼ぶのだろう。
私はこの青春を生徒達と見たいがために教師になったのよ!汗を流し、涙を流し、絆が生まれる!これこそまさに青春!
…でも現実は甘くないのね。教師という職は私には向いてないのかもしれないわ。
いえ。神楽坂に赴任したのが間違いだったのかしら。
いや。そもそもこのクラスを受持たなければこんな苦労しなかったんだわ。
しかし!
そこは教師!
生徒と向き合ってこそが新の教師となれるのよ!教師と書いて教師(きずな)と呼ぶのよ!
だけどどうしても毎日5回は少なからず思ってしまう。