牙龍−元姫−




「何にしよ〜…」




食品コーナーを宛もなくぶらぶらと歩く。このままだと何も買わずに帰ってしまいそう。それはダメだと思い、何を作るか考える。



直ぐにできるお手軽なものがいいかな?それとも身体に気を使ってヘルシー料理?



う〜ん…



一回の献立を考えるだけで悩む私。何時もは適当にゼリーを食べたり面倒で食べない日多い。毎日、献立を考える主婦の人は凄いなと染々思った。







すると束の間。


ぶらぶら歩く私の目に有るものが飛び込んで来る――――――――――鶏肉の安売りだった。値段をチラリと見ると、



「あ、安い」



私は少し悩むと、ひと頷きして鶏肉を一パック籠に入れた。それとタイミング良くじゃがいもの袋詰めがやっていた。私は『じゃがいもか……』と思考を巡らせる。





「よし、決ーめた!」





私は鶏肉のホワイトシチューを作ることにした。
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