ルーズリーフ
「・・・一緒に帰ろうと言われたので
部活があるって言った」
「そして・・・?」
ここにいる4人の中で
一番背の高い桃がニヤニヤしながら
問いかけてくる
「・・・部活があるので無理と言ったら
俺を優先してと言ったので
意味がわからないと言いました」
「だから、別れた?」
「・・・・・・なにか?」
キャプテンの夏帆が聞くので
当たり前のように言うと、
またみんなに笑われた
「・・・何がおかしいの」
「笑える・・・
アンタ光輝君のこと
好きじゃなかったっけ?」
「・・・私がバスケより
優先するものなんてない」
「意地っ張りというか、
ツンデレというか・・・」
「可愛いのにもったいないねー」