ルーズリーフ
私は、意地っ張り。
思ったことの半分も
素直に言えない
今だって、キモいなんて思ってない
だけど・・・
反射的に逆の言葉を言ってしまう
「・・・・・・マユ」
「あ、光輝・・・」
「久しぶり」
体育館のドアから顔を覗かせたのは
元彼の光輝だった
「・・・久しぶり」
「練習頑張ってる?」
笑顔で聞いてくる光輝
まるで、まだ恋人みたいに・・・
「・・・まぁ、普通に?」
桃にアイコンタクトをして
少しだけ、休憩をもらう
私は光輝と一緒に体育館を出た
隆人が、見ている前で・・・