ルーズリーフ



「・・・!!

 何でここにいるの」



体育館に顔を覗かせている光輝



「まだ体育館に明かりがついてたから、

 もしかしたら・・・って

 そうしたら本当にマユがいた」



光輝は体育館にあるベンチに座って

こっちを見ていた



「・・・あっそ」



「練習していいよ。

 邪魔はしないから」



「言われなくても」



光輝を無視して

また色々な角度からの

シュートを始める



だけど・・・



ガコッ!

スカッ・・・



全然入らない



見られてるから

ってわけではない



見られるのには慣れてる



いつもと同じように

投げてるはずなのに・・・



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