ルーズリーフ
「マユ」
「だって、光輝といると
楽しいし・・・
リストバンドだって、持ってる」
「麻雪深、俺のこと好き?」
「・・・好きだって」
「本当は、《好きではない》だろ」
「・・・何で、そういうこと言うの」
光輝のこと嫌いじゃない
でも、だからと言って
好きかと言われると・・・
わからない
「俺、マユの気持ちは
結構わかってるつもり。
マユってあまのじゃくだよな」
光輝は近くのベンチに座って
語りかけてきた
「・・・・・・・・・」
「俺が恋人の時は
マユはスキも、今日みたいに
デートも行ってくれなかった」
「それは、ごめん」