ルーズリーフ

春風に乗り・・・

☆美捺side



クリスマス。

私は、寝ていた



正確には寝過ごした



「母さん!

 何で起こしてくれなかったの?」



「あれ?起こしてなんて

 言ってたっけ?」



急いで用意しながら

母さんを責める



「言ったよ!あぁもう!

 髪まとまらないし」



金の髪をくくりながら

時計を見ると、予定時刻を

20分も遅れていた



「・・・よし!行ってきます!」



「気を付けるのよ~」



お気楽な母さんを無視して

待ち合わせの場所に急ぐ



そこにはもう彼が待っていた



「遅いよ美捺」



漣が鼻を少し赤くしながら言う



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