ルーズリーフ



その後も私たちは思いきり遊んだ






「喉からから~」



「お前は歌いすぎだろ」



「美弥、今日は楽しめた?」



「うん!男の子とこんなに遊んだの

 私、始めてかも!ありがとう」



涼に向かって可愛い笑顔を見せる

美捺



「じゃあ、各自解散!

 美捺って、家どっち方面?」



「あぁ、ココからなら10分も

 かからないほど近いよ?

 あそこのマンション。

 ここからも見えるんだね」



指さされた方、

それは高級マンションと呼ばれる

けっこう綺麗なところ



「・・・あそこって」



「あ、俺もあそこに住んでるんだよね」



漣が飲み物を買いながら言う



< 14 / 159 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop