ルーズリーフ



そう言って、涼に顔を近づける



「ありがとう。教えてくれて」



「・・・うん。美捺、

 無意識でも、近づきすぎはダメ」



そう言って、一定の距離を保つ涼



「あ、ごめん・・・!」



恥ずかしくなって、

慌てて顔を放した



「明日は美捺と漣の日直の日

 ・・・だったよね?」



「あ、うん。そうだよ」



「告白、いい返事が来るといいね」



大人な笑顔を見せる涼に、

私も同じ笑みを返した






明日、自分の気持ちを言う






そう、涼と約束して



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