ルーズリーフ



もったいない気もするけど、

性格からして、

彼氏いなくてもやっていけそう



そう考えながら上履きに

履き替えているとき、

肩に、何かが当たった



というか、

手を置かれた感触が・・・



後ろを振り向くと、

さっき見ていた男の子たちが

慌てた様子で立っていた



知らない人・・・



「・・・あの、なにか?」



とりあえず、声をかける



「キミ、ろこなちゃんだよね!?」



いかにも体育会系の、

茶髪の男の子に言われる



「・・・そうですけど」



「ろこなに、何か用ですか?」



希海が、冷たく言い放つ



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