ルーズリーフ
「あのさ、達樹って奴が・・・
あー、言ってもわからないか!
ちょっと、ちょっとだけ待ってて!」
それだけ言うと、
どこかへ行ってしまった
「行こう、ろこな」
「え、でも・・・」
「朝練、遅れちゃうよ」
「・・・うん」
でも、
勝手に行っちゃうのは・・・
悶々と悩んでいると、
さっきの2人組と、1人の
男が駆けてきた
「よかったじゃん!
まだいてくれたぜ?!」
さっきの茶髪の男の子が
1人の男の子に言う
「・・・あ、えと・・・ろこなさん!」
「あ、はい・・・」