ルーズリーフ



「あのさ、達樹って奴が・・・

 あー、言ってもわからないか!

 ちょっと、ちょっとだけ待ってて!」



それだけ言うと、

どこかへ行ってしまった



「行こう、ろこな」



「え、でも・・・」



「朝練、遅れちゃうよ」



「・・・うん」



でも、

勝手に行っちゃうのは・・・



悶々と悩んでいると、

さっきの2人組と、1人の

男が駆けてきた



「よかったじゃん!

 まだいてくれたぜ?!」



さっきの茶髪の男の子が

1人の男の子に言う



「・・・あ、えと・・・ろこなさん!」



「あ、はい・・・」







< 35 / 159 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop