獣は禁断の果実を蝕むのか。
自分の番は巡って来ない時、あかりさんとの婚約がささやかれた。
これはマズイと、あかりさんには他に男がいると噂を流して破局させ。
それから次々に秘書は変わるけど、自分は全く相手にされない中、私が登場してしまった。
なんとか専務から引き離そうとしたけど。
逆にくっついちゃって。
とうとう、合成写真まで作ってしまったらしい。
皆瀬さんじゃなくてホッとした。
「でも、どうして女好きの専務が、相手にしなかったんですか?」
そこは気になる。
「ロリコン趣味じゃねえって。」
確かに。
アンちゃん、見た目は中学生にしか見えないもん。
ロリコン趣味ねえ。
納得していいのかな?
「しっかし、沙菜ちゃんも言うね。」
クスッと笑った。