叶ってほしい
火曜日
まだ誰も来てないか。
「お前も?」
!?
かなり低い声。
声がした方を見てみると、
深水だった。
それもゲームしてる。
「…深水も萌恵たちと遊ぶの?」
「そう。藤村から誘われた。俺らって、同じクラスになったの2回目だよな?」
びっくりした。
そうゆうの大体の男子は覚えてないから、
覚えてることにすごく驚いた。
でも私はまだ深水が嫌い。
3年生から5年生の間に
深水と誰かがケンカしたらしいよーとか
そうゆう噂を聞いたりもした。
だから、嫌われたかった。
冗談で
「あったっけ?」
そう言った。
「は?ひどくね?2年の時同じやったやん」
ひどい
私はかなりネガティブで、そうゆう言葉は
かなりへこむ。
でもそれを表に出したら嫌われる。
そう思ってその性格を隠し続けたせいか、
どうしても違うって拒否したくなる。
「嘘。それくらい覚えとーし。ねぇ、好きな人いる?」
よく分からないけどとにかくこの話題を変えたかった。
そうゆう時一番都合がいいのは好きな人いる?だった。
「いるけど?」
「え!?嘘!!誰?」
私は恋ばなが大好きで、ここまで来たら
相手が誰であろうと聞いてしまう。
「言うわけねーやん」
まぁ、そうですよねー
「あ、来た。おせーよ藤村、」
「わりーわりーそろそろ全員来るぜ?さっき会ったけん」
パッと藤村の後ろを見ると
美優と萌恵と友作。
全員いた。