叶ってほしい
何にしよっかな〜
ちゅー…は無理だよね…
あ、
「萌恵と藤村が手繋いでこの公園一週♪」
「は!?」
萌恵の声。
「え〜?いーじゃん別に。」
「お願い!!それ以外!!それ以外なら何でもするから!!」
何でも?
何でもかぁ…
ちゅーはダメとして…
じゃぁ…
「あそこのベンチに座って2人でしゃべる。ってのは?」
「え、誰と?」
わざとらしく萌恵が聞く。
そりゃぁ、
「萌恵と藤村に決まってんじゃん♪」
「お願い!!それもちょっと…」
「え〜!?さっき何でもするって言ったじゃん。王様の命令は絶対、でしょ?深水」
「その通り〜」
皆が一斉に盛り上がる。
「いんじゃん?俺ら向こうで喋っとくけん。お構い無く、どうぞ。」
友作が言った。
「はい、とゆーことで…いってらっしゃい♪」
私が言った。
2人は照れながらゆっくりベンチへ向かった。