叶ってほしい


「では、第二の命令を」



藤村はニヤニヤしてる。



ヤバい…ドキドキしてきた。

「そうやね〜じゃぁ玉井と中村が…さっきの命令と同じことをする。」


最悪…



「私か藤村くんのどっちかが王様になったら仕返ししようってさっき話したっちゃん♪」




私、運悪いかも…



「さ、いってらっしゃい♪」




私とたまごっちはえ〜とか言いながらもベンチに座った。



私は恥ずかしくてベンチのはしっこに座ったから


「もっとくっつかな一生そのままぜー」


ってゆう藤村の声が聞こえた。




雰囲気的に動きにくくて困ってたらたまごっちが一歩近づいてくれた。



でも藤村は




「お前ら話さな意味なかろーが」
と言って満足してなかった。



無理!そう言おうと思ったら

「藤村、こくったっちゃろ?」


たまごっちが話しかけてくれた。


私はまだ好きになったばっかだけどほんとに好きだな、って思った。




うん、こくったよ。それだけ答えてそれから5分くらい話した。






―――――――――――――――

思えばあの時、本気で幸せだなって思えたの。



久しぶりに幸せって感じたの。

私には不幸しかなかった。

だから涙が出るのをこらえてたの気づかれたかな?



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