結婚できるの?
「早いのね。待った?」


亜里沙は訊きながら陽太の正面に座る。


「少し早めに来て、ここで昼ご飯を食べてたよ」

「こんな時間に昼ご飯?」


亜里沙の言葉で苦笑いする陽太。


「緊張のせいか、朝から食欲なくて。ここでサンドイッチ食べた」


その皿はもう片付けられていて、陽太の前にあるのはコーヒーだけ。

ウエイトレスが注文を聞きにきたので、亜里沙はコーヒーを頼んだ。
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