結婚できるの?
メールを読み終えた亜里沙は、眠かったのが嘘のように意識が冴えている。

会って話したいことって何?

気になって気になって仕方ない。

メールには『無理なら断っていいよ』と書かれているが、断れる筈がない。

亜里沙は無我夢中で返信していた。


――メール読んだよ!
陽太の話が気になってたまらない。
もちろん会います!
いつにする?


送信したあとも、胸のドキドキはしばらく治まらなかった。
< 506 / 744 >

この作品をシェア

pagetop