結婚できるの?
亜里沙は自分でもよく分からなかった。

今日はもう、考えるのをやめよう。

とにかく眠ってしまおう。

告白の返事は、あとで考えればいいんだ……。

亜里沙はよろよろと立ち上がってベッドまで進み、ゆっくりと倒れ込んだ。

緊張の糸が切れ、考えることも放棄して目を閉じる。

化粧も落とさず、服もそのままだったが、すぐに深い眠りへと落ちて行った。
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