結婚できるの?
「どう? 頑張れそう?」

「それは当然! 大変だけど、今は仕事が楽しいよ」

「なら良かった。ホッとしたよ」

「陽太には感謝してるよ。陽太が教えてくれたから、ダンスの仕事に就けた」


亜里沙は陽太を見つめて微笑んだ。

陽太は亜里沙を見つめ返して訊ねる。


「ほんとに感謝してる?」

「もちろん! 陽太がいなかったら、今の私はないもん」
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